ヴィジュアル面の官能

 ヴィジュアルの面からみたアクロバットはどのようなものがあるだろうか。アダルトビデオにおけるヴィジュアル面を重視する体位では【立ちバック】【片足を大きく上げたバック】などが代表的なものとなるだろう。

 この体位をホームポジションとして柔軟性や緩急をつけた動きを加えていくのがアクロバットファックだが、アクロバットの醍醐味はこうした運動面に留まらない。

 視覚的に強烈な体位はビデオのためのヴィジュアルという意味合いもあるが、実際にプレイをしている側の目線では【開放的】な感覚も生まれてくる。

 布団にくるまり仲睦まじく交合うのも安心感のあるものだが、アクロバットファックは開放感を得られる点でプレイしている当事者もまた【見られている】という意識を持つことが可能になるし、さらには当事者同士が自分がどのように見えるかについて思いを巡らすことで内面的な官能を高めることも醍醐味となっている。

 人間はセックスの際、空間的な把握をしているため、相手に対して自分がどのような恰好をしているのかを常に把握している状態にある。こうした意識の向きに対して【今、自分は卑猥な体位をしている】と認識することで肉体的な官能に対し、内面もまた追従するように高まってくるのである。

 相手の肉体がどこにあってどのような状態にあるかを把握しながら、上昇へ導くことはセックス楽しみの一つだが、その様子を密着した視点だけでなく、プレイをしている当事者がプレイをしながら多彩な角度で相手を観察できるという点で、アクロバットファックは自分とパートナーとの新たな側面を顕わにしてくれる。

 まぶたを瞑って自分の姿を想像してほしい。布団の中で密着するスタイルならば、穴熊にいるような安心感や密着感を想像するだろう。しかし、実際に激しい体位でプレイしているとき、自分がどう見られているのかを想像してみるとする。すると、実際にプレイをすることによって、自分の内面の想像もより豊かに膨らんでいく。

 アクロバットにおけるヴィジュアル面の官能とは、ビデオに移したときの刺激もさることながら、当事者のヴィジュアルイメージも刺激する作用があるようだ。ヴィジュアルイメージを刺激されることでより精神の官能も高揚していくのだろう。


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